見立てることで生み出される、日常の制服。「Itheのシャツジャケット」

病める時も、健やかなるときも。

空が晴れても、雨でも。

幸せな時も、悲しい時も。

自分の気持ちや周りの環境がどうであろうと、僕らは毎日何かしらの服を纏い、その服と共に生活をしている。

                   

そんな僕は、自分の気分が上がるものだけを身に付けて、生活していたいと思う。

服が全てというわけではないけれど、僕の日常において「自分の好きな服を着る」という行為は、生きていく上で幸せだと感じる要素の一つとなっている。もし、それが満たされないようなことがあれば、僕にとっての日常は破綻しているのも同然。

だからこそ、自分が身につけるものに対して妥協はしたくないですし、そう思える服をできる限り長く着ていたいと思う。

今回紹介するブランドも、そんな日常の中でずっと着ていたいと思う服の1つです。

                     

Ithe(イザ)とは?

Itheは、「日常の制服」を製作するファッションレーベル。

私たちの暮らしの中に当たり前に存在している、普遍的なデザインと機能性をもった衣服、プロダクト。

それらがこれまでに語ってきた歴史や文脈を受け継ぎ、「clean」「daily」「practical」の3つのキーワードのもとで現代における「日常の制服」をつくることを目的にしています。

欧米をはじめ、世界各地の「日常の制服」と呼ばれるべき衣服、プロダクトは、時代や暮らしを象徴するものであったにも関わらず、その価値が認めれられていないものが多くみられます。

私たちがItheで取り組んでいくのは、そのような衣服、プロダクトを見立てることで極力デザインを加えないまま現代のライフスタイルに合った姿へと変化させていくこと。

また、その活動によって普遍的なデザインと機能性をもった衣服、プロダクトを未来へ遺していくことを目指しています。

Ithe コンセプトより

コンセプトでも語っている「見立てる」

オリジナルで生地・デザインを作らず、既存の生地から徹底していいものを選び、古着からパターンを抜くことで、服作りをされています。

デザインの元となる古着も、いわゆる「ヴィンテージ」や「ミリタリー」といった既に価値が認められているものを用いるのではなく、どこでも手に入れられるような古着の中から、自分たちの琴線に触れ、今後も残していきたいと思うデザインのものを選ばれています。

既存の価値に囚われず、作ろうと思えば何でも作れる今の世の中に対して、「本当に一から作らないといいものはないのか?」と疑問を投げかけるようなアプローチ。

デザインをしないのは、決して怠けているからではなく、自分たちが徹底して見立てた上で、その価値を誰よりも信じているから。

Itheの服からは、そんなモノの価値に対する思いをひしひしと感じさせられます。

                    

No.29

僕が持っているアイテムは、「No.29」というモデル。
2019年AWシーズンのものになります。

デザインソースは、「RED KAP」というアメリカの老舗ワークウェアブランドのシャツ。

身幅が大きめに取られたボックスシルエットに、ゆとりのある腕周り。加えて、開襟仕様であったり、胸ポケットにボタンが配置されていたりと、見た目のかっこよさだけでなく、運動性や機能性を兼ね備えています。

                      

使用されている生地は、デザイナーが様々な生地の中から見立てた国産のウール。

少し薄手のトロトロとした生地感で、非常に柔らかい触り心地。
ウールによくあるチクチクとした感触は、一切ありません。

ウールの生地にしては、シワもそこまで気にならないので、ガシガシ着用することができますし、自宅での洗濯も可能です。

                     

Itheの中では、こちらはシャツジャケットという位置づけ。
寒い時期であればニットの上から羽織ることで、風を通さず保温してくれます。
1枚挟むだけでとても暖かいです。

また、春先でもちょっとした羽織として使えますので、3シーズン十分着回すことができます。

出かける時に、畳んでカバンの中に忍ばせるのもいいかもしれません。
便利すぎて、本当に手放せないです。

                    

個人的に好きなところは、袖口のボタンを閉めた時に生まれる生地の溜まり。
上品な印象ながら適度なゆるさも兼ね備えているので、気張らず着用できます。

ここ結構大切なところだと思っていて、例えばジャケットを日常的に着るとなると、どこか肩が張ってしまって疲れてしまいます。

その点、このシャツジャケットは本当に塩梅がいいんです。
着たらシックだけど、カジュアルにも振り切らない。

まさに「日常の制服」として、日々のコーディネートにも取り入れやすい1着であると思います。

また、ステッチの色が濃いブルーになっているところも、ニクいです。
気づいた時、思わずニヤニヤしてしまいました。

                     

                    

購入した場所

僕は、Itheの受注会で購入させていただきました。
月2回、隔週の水曜日に開催されています。

受注会会場
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町17-9 第二昭和ビル4F

※現在は、コロナウイルスの影響で受注会の開催を自粛されています。
気になった方は、取扱いのあるセレクトショップの方からご覧いただければと思います。

Euphonica
〒224-0041 横浜市都筑区仲町台1-33-19
TEL:045-532-8460

8 circle
〒504-0833 岐阜県各務原市入会町2-1 1F
TEL:058-389-2117

                

終わりに

現在は外出自粛の日々で、今までのようにファッションを楽しむことができなくなってしまいました。

そんな中でも、僕らは毎日服を着ている。

ならば、少しでも自分が心地いいと感じたり、着ていて楽しいと思える服。身につけることで自分のことを好きになれる服を着て、この日々を過ごすのもいいのかなと。

たとえ、おしゃれをして出かけられなかったとしても、服がつまらないものになったわけではない。
そう信じて、僕は今日も好きな服を着て、この日々を過ごしていきます。

そんな日々を過ごす中で、ついつい手にとってしまうのが、Itheの服という人が少しでも増えたら嬉しいですね。

このブログを読んで気になった方は、ぜひチェックしてみてください。

読んでいただき、ありがとうございました。

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服と僕

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