世の中にないから生まれた服、「田中さんのセーター」

10月に入り、暑さもようやく穏やかになってきたように感じます。
もう少し涼しくなれば秋服を楽しめそうだなと、内心ムズムズしながら過ごしております。

そんなことで、今年初めて秋冬の服を購入したので、ご紹介させていただければと思います。

「田中さんのセーター」とは?

今回購入したのが、通称「田中さんのセーター」と呼ばれるカシミヤセーター。
ご存知ない方からすれば、「田中さんって誰?笑」って思われるかもしれません。

田中さんは、このカシミアセーターを作られている方で、長年ファッション業界でバイイングを手掛け、現在はファッションリサーチ会社を主宰されています。

田中さんは、長らく厚みのあるしっかりとしたカシミアセーターが欲しいと思っていたそう。
しかしながら、いくら探しても中々自分が欲しいと思うカシミアセーターに出会えませんでした。
高級素材であるカシミア、手ごろな価格のものは生地が薄いものがほとんど。反対に厚みのあるものだと、とても気軽に買えるような価格のものはありませんでした。

「だったら、自分で作るしかないな。」

そう考え、自身とご友人のために作りはじめたのが、このカシミアセーターです。
動機はシンプル、だけどとても純粋な気持ちからスタートしたこの服が、現在多くの人を熱狂させています。

購入したもの

僕が購入させていただいたものは、田中さんご自身も当初から求めていた形である「C.Shetland」というモデル。

シェットランドセーターというスコットランドの北部・シェットランド諸島で編まれているウール(羊毛)のセーターが、デザインの元になっています。肉厚で保温性に優れているウールのセーターを、カシミアを用いてアップデートさせたのがこの商品。

5ゲージの太めの糸で編まれており、非常に肉厚。こちらのモデルは、カシミアが400g使われてるそう。贅沢過ぎて、着るのが怖いです。

初めて触ったときは、とても衝撃的でした。トロットロで、少しヌメリのある手触り。手で持ってみると、少し重みも感じます。

これまで様々なカシミアセーターを見てきましたが、これほどたっぷりとカシミアが使われていて、厚みがあるものはあまり見かけたことがありません。

写真だけだとわかりづらいかもしれませんが、非常に繊維が細いです。これが、カシミアの肌触りが気持ちいい理由。また、繊維が細いほどより多くの空気を含み保温してくれるので、ウールのセーターよりも暖かいです。

ただし、デメリットもあります。
繊維が細いと摩耗に弱く、擦れると毛玉ができてしまいます。綺麗に着ていくのであれば、ブラッシング・毛玉のカットは欠かせないです。
また、柔らかい素材なので、やはり着用する時に少なからず気を使ってしまうかと思います。
なので、「手入れが手間だな。」と思われる方、着用するのに気を使うのが嫌な方には、あまりおすすめできません。

僕は手がかかるところもなんだか可愛らしいなと思っているので、丁寧にお手入れして、末永くお付き合いしていきたいと思います。

「寒くなってきたら、シャツやTシャツと合わせて着ようかな。」と、今から勝手に妄想を膨らませています。正直、1番は地肌に直接着たいです。それくらい気持ちがいい。

※178cm 66kgの普通体型でMサイズを購入。
 着丈は少し長め、袖丈はジャスト。
 肩幅・身幅ともにジャストなサイズ感です。

購入方法・購入場所について

こちらのニットの購入方法ですが、現状店舗・通販はありません
毎年開催される受注会でのみ、購入が可能。受注生産となるので、注文してから商品が手元に届くまで数カ月かかります。(僕の場合は1月にオーダーして、9月に商品が届きました。)
オーダーしてから待つのも、このニットの楽しみ方の1つです。

僕がオーダーした場所は、東京・表参道近くにあるセレクトショップ「Hoek」さん。
毎年1月に受注会が開催されています。
(2020年受注会が、2020年1月4日~13日の期間で開催予定。)
商品の受取は、店頭 or 代引き発送が選べます。
※Hoekさんについて、2019年11月に移転されるそうなのでご注意下さい。

その他オーダー可能な場所について
田中さんご自身が働かれている事務所に訪問可能です。(※予約制なので、事前連絡が必要)
また全国各地のセレクトショップでPOP UP受注会を開催されていらっしゃるので、メールで問い合わせ or 各SNSアカウントからチェックしてみてください。
ホームページ: http://www.arrow57.jp/
Instagram: https://www.instagram.com/arrow57.official/
Facebook: https://www.facebook.com/Arrow57marketingInc/

最後に

仲介業者を介さないD2C(ダイレクト・トゥー・コンシューマー)というビジネスモデルを選んだのは、価格を抑え、普段カシミアニットに手の届かない人へ届けるため。
あくまでD2Cは手段の1つだと考えますが、僕はこの届け方を選んだ田中さんの人に対する優しさを感じました。

また、田中さんはこの活動の中で、環境にも配慮されています。
・商品の受取時にマイバックを推奨
・商品のケア方法についての説明をペーパーレスに(WEB上に公開) etc.
少しでも環境に負荷がかからないよう自分たちの届け方を見直し、実践されている田中さん。本当に人柄の良い方だと思いました。

この服を買って満足しているのはもちろん、田中さんから買うことができたのが何よりもうれしいです。もう良いものを売るのは当たり前であり、誰が作っているか・どうやって届けるかが大切な時代なのだと改めて思いました。

このブログを読んで気になった方は、是非「田中さんのセーター」をチェックしてみてください。
そして、この服が何かを考えるきっかけになれれば幸いです。

読んでいただき、ありがとうございました。

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服と僕

コメント

  1. […] このブログの1記事目にも書いた「田中さんのセーター」は、この秋冬で最も着ている服です。触り心地、暖かさはもちろんのこと、どんな服装にも馴染んでくれる懐の深さがたまりませ […]