服を通じて、社会との接点を持つ。「THE INOUE BROTHERSのマフラー」

「服を通じて、社会との接点を持つ。」
僕が服を買う・着る上で、あれば尚良いと思うポイントです。

例えば、僕の中でPatagoniaの服はその1つ。
デザインや機能性も個人的には申し分ないと思っていますが、何より「Patagoniaの商品を購入すれば、企業の利益を通じて環境保護への取り組みに少しでも貢献できる。」というところがいいなと。

服は嗜好性の高い側面もあると思っているので、 服を買うという消費行動がどんな形であれ社会・人・環境に少しでもより良い影響を及ぼすことは、一消費者として心地よく感じます。

また、その消費を通じて、アパレル業界の環境問題やその問題への取り組みについて知ろうと思うようになりましたし、服を買うことが社会に対してどのような影響を及ぼすのか、自分自身で考えるきっかけを与えてくれました。

いざ振り返ってみると、服を通じて学んだことは非常に多いなと思います。

「THE INOUE BROTHERS」というブランド

今回紹介する「THE INOUE BROTHERS」もそんな服の1つです。

スウェーデン・コペンハーゲン出身の日本人、井上聡さんと井上清史さんのご兄弟で設立したブランド。
代表的なプロダクトが、秋冬シーズンに展開されるアルパカニットのアイテム。
素材の開発から、デザイン、縫製、パターンまで徹底的にこだわり抜いたモノづくりをされています。

特にこのブランドが大切にしていることは、より良いプロダクトを生み出すことはもちろん、生産者側も豊かになるようなビジネスモデルを追求すること。
そして、責任ある生産方法に対する関心を世の中に生み出すことを目標に掲げています。

僕もこのブランドがきっかけで、アルパカウールの生産者側のことについて、少しばかり知ることができました。
自分の目には見えていない世界の中では、今だに社会・人・環境にとって良くないことが起きていて、それを知らないまま消費し、生活することは非常に怖いことだなと。
ただ一方で、自分が好きな服を通じて、”知らない世界を知れた”ことが何よりも良かったとも思います。

このブランドを通じて、僕自身のモノの生産背景やエシカルに対しての興味は、より一層強くなったように感じます。

僕が所有する2つのマフラー

そんなブランドの代名詞的アイテムの1つである、マルチカラーのマフラー。

こちらには、加工が施されていない100%ピュアな最高品質のアルパカが使用されています。
最初は少し硬い印象がありましたが、使用しているうちに毛羽立ってきて、カシミアのような滑らかな肌触りになります。

通常のアルパカニットアイテムは南米・ペルーで生産されているのですが、このマフラーのみ南米・ボリビアで手織りされています。

ベースカラーのみブランド側が指定し、それ以外の配色は全て職人の感覚に一任されているそう。
ボリビアの伝統・技術・生活へのリスペクトを大切にし、その要素をこのマフラーに込めて届けているように思います。

アメリカやヨーロッパのブランドのものとはまた違った雰囲気を感じるのも、そんな背景があってこそなんだと思いますね。

そして、もう1つは最高級のベビーアルパカを使用したマフラー。

こちらにはブラッシュ加工が施されており、表面の毛が起毛した状態になっているため、肌触りが柔らかくなっているのが特徴です。

単色使いとなっているので、オン・オフ問わず使いやすいです。
このブランドの世界観、そしてアルパカウールを体感してみたい方は、まずこのアイテムから入ってみるのもいいかなと思います。

また、THE INOUE BROTHERSのアイテムには、この楠の木で作られたタグが付いています。

この楠の木のタグと一緒に保管することで、虫よけの効果を発揮してくれます。

せっかくなら、商品タグも意味のあるものしたいという考えから、このタグが開発されたそうです。
どこを取っても抜かりのない、素晴らしいモノづくりです。

モノとして非常に満足していますし、このマフラーを買うことによって生産者側に少しでもいい影響を与えられていると思うと、気持ちのいい買い物をしたなと。
そう思えるのは、このブランドが透明性を大切にして、僕たち消費者が安心して購入できているからこそだと思います。

社会との接点を持ち、考える

僕自身、歳を重ねていくにつれて、好きなことを”ただ好きでい続ける”ことに一種の違和感を感じるようになっていました。
例えば、自分の好きなことが実は社会にとっては良くないことに繋がっていて、助長してしまっては良くないなと。

だから、僕に取ってPatagoniaやTHE INOUE BROTHERSのようなブランドとの出会いは、社会のことを考える大きなきっかけでした。
そして、僕がこのブログで発信することによって、服に興味がある人が少しでも社会との接点を考えるようになればいいなと思っています。

もちろん、自分の好きなことを何でもかんでもエシカルや社会問題に無理矢理ひっつける必要はないと思います。それで好きでなくなってしまえば、元も子もないですので。

ただ、自分の好きなことの中で、例えば何かを選ぶ時に少しでも社会により良いモノを選択するよう考えて、吟味するようになることがより良い社会づくりに繋がっていくのではないかと。
“何を選択したか”以上に、”考える・吟味するというプロセスが生まれる”ことが何より大切だと僕は思います。

最後に

このブログを読んで、自分の好きなコト・モノや身近なモノから少しでも社会のことについて考えるきっかけが生まれれば幸いです。

今回はこの辺で。
読んでいただき、ありがとうございました。

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服と僕

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